DataPrism Technologies、アップル引越センターの長距離配車計画を自動作成するAIシステムを開発。空車運行を削減

2026.09.01

DataPrism Technologies、アップル引越センターの長距離配車計画を自動作成するAIシステムを開発。空車運行を削減

高度なAI技術を活用して法人のDXを推進する東京大学発のAIスタートアップ、DataPrism Technologies株式会社(データプリズムテクノロジーズ、本社:東京都文京区、代表取締役:堀圭佑、以下「当社」)は、「アップル引越センター」を全国で展開する株式会社アップル(本社:東京都中央区、代表取締役:文字放想、以下「アップル」)向けに、拠点間の長距離便における配車計画を自動作成するシステム(以下「本システム」)を開発いたしました。

導入に先立つ実証実験では、2025年の実案件データを用いた評価において、手作業で作成した配車計画と比べ、荷物を積まない「空車運行」が減少し、平均積載率は5ポイント向上しました。配車計画の作成に要する時間も、従来の1時間30分程度から数十秒へと短縮しました。

背景

引越しの長距離便では、行き先・日付・荷物量の組み合わせをもとに複数の案件を1台の車両にまとめる「グルーピング」により、輸送効率を高めています。対象となる案件は繁忙期には大きく増加し、その中から輸送上の制約を満たす組み合わせを人手で探すため、1回の配車計画作成に1時間30分程度を要していました。

加えて、引越し日の変更やキャンセルが入るたびに計画を一から組み直す必要があり、その都度同じだけの時間がかかっていました。そのため、条件が変わっても部分的な手直しにとどめざるを得ず、輸送効率を高める余地が残されていました。

本システムの概要

配車計画の作成は、輸送業務上の制約を満たす組み合わせの中から、最も運行数が少なくなるものを選び出す組合せ最適化の問題にあたります。本システムは数理最適化の手法を用いてこの組み合わせを求解し、車両の積載容量、エリア間の折り返しにかかる時間、大型案件の積み合わせ制限といった現場の運用ルールを満たしたうえで、運行数が最小となる配車計画を自動作成します。

作成された計画は画面上で調整したうえで確定する仕組みとし、システムが示す案に現場の判断を反映する設計としました。引越し日の変更やキャンセルが生じた場合も、その時点の条件で計画を作り直す運用を想定しています。

実証実験の結果

2025年の実案件データを用いた複数期間の評価では、運行の総数が減り、あわせて1運行あたりに積む荷物量が増加しました。作成時間も、手作業では1回あたり1時間30分程度を要していたところ、本システムでは数十秒で完了しました。案件数が最も多くなる繁忙期でも20分程度にまで短縮され、条件が変わるたびに担当者が計画を組み直す運用が現実的なものとなりました。

今後の展開

当社は、本システムの運用を通じて得られた知見をもとに、配車計画の精度向上と対象範囲の拡大を進めてまいります。

株式会社アップル 会社概要

  • 社名:株式会社アップル(屋号:アップル引越センター)
  • 代表取締役:文字放想
  • 所在地:〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町1-5-6 9階(東京本社)
  • 設立:2006年5月
  • 事業内容:引越し業、リサイクル業
  • URL:https://www.apple-hikkoshi.co.jp/

DataPrism Technologies株式会社 会社概要

  • 社名:DataPrism Technologies株式会社
  • 代表取締役:堀圭佑
  • 所在地:東京都文京区本郷6-25-14
  • 設立:2024年6月
  • 事業内容:AIエージェント開発、生成AIコンサルティング、生成AI研修
  • URL:https://dataprism.jp/

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