背景・課題
エネルギー業界において、発電所建設の用地選定業務では、農地、ハザードマップ、航空写真、系統空き容量など多種多様な地理情報を突き合わせて用地を評価する必要があります。
一方で、複数の地理情報をひとつひとつ確認するために、担当者の確認作業が煩雑化し、人的リソースの増大や意思決定スピードの遅れを引き起こす要因となっていました。
そのため、候補地評価の効率を高め、迅速に意思決定を行うことで、事業拡大を加速させる仕組みが求められていました。
ソリューション

この課題を解決するため、弊社は、農地ビッグデータを活用した発電所適地判定システムを開発しました。本システムは、次の 3 つの機能を核に、用地開発フェーズの効率化を実現します。
- 地理情報の一元管理
農地情報、ハザードマップ、航空写真、系統空き容量などを単一プラットフォームに統合。担当者はシステムやサイトを切り替えることなく、横断的な検索と可視化が行えます。 - 自動候補地抽出
複数の地理情報を重ね合わせ、安全性や接続性など主要指標をクリアした農地をシステムが自動でリストアップ。 - 操作性の高いインターフェース
各種レイヤーをワンクリックで表示/非表示できるほか、地理情報をエリアやキーワードで高速検索し、その結果から抽出した適地候補を即座に共有できる直感的な UI を備えています。
導入後の業務フローと効果
導入後の業務フローイメージ
- 情報取得・候補抽出
農地ビッグデータと各種ハザードマップ・系統情報をシステムに集約し、独自のフィルタリングロジックで条件を満たす農地を自動リスト化。 - 候補地評価・地主交渉
抽出した候補地の詳細情報をワンクリックで地図表示し、面積や周辺インフラを即座に確認。続いて登記簿を取得して地主情報を特定し、地主・自治体との交渉を開始。
導入効果
- 候補地抽出までのリードタイムを大幅短縮
地理情報の一元管理と自動抽出により候補地リストアップが迅速化。調査作業の負担を軽減し、担当者はより早く地主へのアプローチに着手できる体制を整備。 - 案件創出力と競争優位を強化
網羅的なスクリーニングにより候補地発掘数が増加し、優良農地へのアプローチ機会を広げることで、事業拡大の基盤を強化。
今後の展望
- データ連携による判定精度向上
年間日射量・気象実測値、地表面傾斜、土地利用区分などのデータを段階的に取り込み、より信頼性の高い適地判定を実現。 - 高度分析機能の追加
衛星画像を活用した土地利用解析や発電量シミュレーションを統合し、データドリブンな候補地スコアリング機能を実装。
■ DataPrism Technologies株式会社 会社概要
社名:DataPrism Technologies株式会社
本社:東京都文京区本郷6-25-14
代表者:代表取締役 堀圭佑
創業:2024年6月
事業内容:DXコンサルティング及びAIシステム開発事業
ホームページ:https://dataprism.jp/

